認知症を学ぶ〜課題を知り、持続可能な予防・対策を考える〜

認知症は、いまや老後のとても大きな不安となっており、超高齢社会をつき進む日本にとって、深刻な健康問題となっています。

2025年時点での日本の認知症の患者数は約700万人を超えると言われております。(内閣府データ参照)

誰にも起こりうるものです。ひと事にせず、真剣に考えてみることは大切なことかもしれません。

認知機能の低下が及ぼす主な影響

認知症は患者の認知機能の低下によってさまざまな面で影響を及ぼします。

1. 認知機能の低下:

認知症の最も顕著な影響は、記憶や思考、判断、言語能力などの認知機能の低下です。これにより、患者は日常生活の活動において困難に直面することがあります。

例えば、新しい情報や物事を覚えることが難しくなり、判断力が低下するため、意思決定が困難になります。(財政的な決定やリスク管理において、過去の経験や情報を元にした適切な評価が難しくなります)

また、言語能力の低下によって言葉の理解や表現に困難を抱えることがあります。これにより、コミュニケーションや日常の会話が困難になります。(文章を理解したり、思考を表現したりすることも難しくなります)

2. 日常生活の制限:

認知症の進行に伴い、患者は日常生活のさまざまな活動に制限を受けることがあります。

それは自己ケアにはじまり、食事の準備、買い物、清掃などの活動が困難になることがあります。

3. 社会的および職業的機能の喪失:

患者の社会的および職業的な機能にも影響を及ぼします。患者は仕事や社会的な活動から離れることがあり、これにより社会的孤立や経済的困難が生じる可能性があります。

4. 安全への懸念:

1に結びつく話にはなりますが、周囲の環境を理解する能力が低下し、外出時や家庭内での安全に関する懸念が高まります。(転倒や火災、事故などのリスクが増加。)

5. 心理的影響:

患者は自己認識を失うことがあり、自尊心や自己価値感に影響を受けることがあります。また、家族は患者の変化や負担によってストレスや不安を経験することがあります。

これらの影響は、認知症の進行に伴ってさらに深刻になる傾向があり、適切なサポートや介入が必要とされています。

認知機能の低下対策

今後も患者数の増加が予測され、認知症予防と見守りの重要性がますます高まっている中、認知機能の低下に対処するための具体的な対策をいくつかのリストアップをしました。

1. 記憶障害に対する対策:

①リマインダーの設定できるスマートフォンやデジタルカレンダーを活用する。

②家族や介護者が、日常の出来事や重要な情報をメモや日記に記録し、患者が参照できるようにする。

2. 判断力の低下に対する対策:

①患者が安全な判断を下せるように、シンプルで明確な選択肢を提供。(複雑な選択肢を与えることを避ける)

②重要な決定を行う場合は、家族や介護者が適切なサポートと情報を提供する。

③患者がリスクを理解し、適切な判断を下すために、繰り返し情報を提供し、状況を説明する。

3. 言語能力の低下に対する対策:

①簡単な言葉や文章でコミュニケーションをおこなう。(ゆっくりと話すことや、身振り手振りを加えることで理解しやすく)

②イラストや写真を使ってコミュニケーションを補助し、患者がより理解しやすくする。

③聞き取りやすい環境を整え、周囲の騒音や混乱を最小限に抑える。

4. 空間認識能力の低下に対する対策:

①家の中や外出先で安全な環境を整え、障害物を取り除く。明るい照明や手すりなどを設置して、患者が安全に移動できるようにする。

②家具や配置を簡潔にし、患者が物の位置を把握しやすくする。

5. 実行機能の低下に対する対策:

①タスクを分割して小さなステップに分け、患者が逐一完了したことを確認する。

②タスクを実行する手順を示したシンプルなガイドやチェックリストを提供。

③患者が自発的に活動することを促進するために、楽しい活動や趣味に関連したタスクを提供。

これらの対策は、認知症患者の日常生活をサポートし、最大限の自立性と安全性を維持できるようにするのに役立つと言われています。

しかし、認知症の症状や進行度によっては、患者が対策を理解し、適切に適用することが難しい場合があります。

そして、対策の実施には時間や労力が必要であり、介護者の負担が増加する可能性があります。特に、高度な介護が必要な場合、介護者のストレスや疲労が増大することがあります。

まとめ

ここまで、認知機能の低下が及ばす影響とその対策についてまとめました。

症状や進行度によっては難しい状況もあることや、最大限の自立性や安全性を維持するには時間や労力が必要であり、患者やその家族、介護者にも大きな負担を背負わさせてしまうことが分かりました。

怪我や病気はまずは予防するということが基本的な考え方の1つになると思いますが、認知症予防にはどのような対策が最善なのか、そして持続可能で実施できるのか…。これからもその形を模索していく必要があります。

現在、確立した予防法はないとされている中ですが、生活習慣による抑制効果が分かってきています。

前ブログで紹介したような見守りサービスの中には、予防に効果的なサービスがあります。

内容見ながらこれからの社会について、そして家族につい、自身について考えてみる機会をとってもいいのかもしれません。

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