心を通わせる:コミュニケーションの重要性と工夫
学校や職場、習い事、部活、サークルなど…。
どこかに所属している人からすると、コミュニケーションをとることは当たり前で、困ったりしていることは少ないかもしれません。
しかし、思うようにコミュニケーションがとれない環境下にいる人も世の中には存在します。
コミュニケーションがとれないことで、どのような影響がでるのか…。
以下に、コミュニケーションの重要性と影響、対策などを紹介します。
コミュニケーションの重要性、孤独感の解消と健康への影響
内閣府によると、日本の総人口は、令和元年10月1日現在、1億2617万人となっています。
そのうち、65歳以上の人口は3589万人となり、総人口に占める割合も28.4%となっています。( 65歳以上人口を男女別に見ると、男性は1560万人、女性は2029万人)
平成29年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」によると、
日本の総人口は、長期の人口減少過程に入っており、令和11年に人口1億2000万人を下回った後も減少を続け、令和35年には1億人を割って9924万人となり、令和47年には8808万人になると推計されています。
さらに、総人口が減少する中で65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、令和18年には33.3%で3人に1人、令和47年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されています。
日本は少子高齢化が進み、高齢者の多い国となっていますが、
AARP(米国退職者協会)の調査によれば、高齢者の約1/3が孤独を感じており、孤独感は健康に深刻な影響を与えるとされています。
具体的には、うつ病や不安障害などの精神的な問題のリスクが高まると言われています。そして、高齢者の孤独感は認知機能の低下や認知症のリスクとも関連しています。
また、高血圧、心臓病、免疫機能の低下などの身体的な健康問題とも密接になっており、孤独を感じている人は、ストレスホルモンの分泌が増加し、炎症反応が促進される可能性があるといわれています。
さらに、生活習慣の悪化や健康への取り組みの欠如を引き起こす可能性もあると言われています。
孤独な人は、食事の準備や運動のモチベーションが低下し、健康的な生活を送ることが難しくなる傾向があります。
このように、高齢者やコミュニケーションが断続的であったり、コミュニケーションがない場合、そして家族などの社会的集団から離れた環境下にいる人などは「孤独」を感じやすく、健康へ大きな影響を及ぼす可能性を含んでいます。
一方で、上記の内容を裏返してみると、コミュニケーションを継続的にとることで、孤独や孤立を防ぎ、健康的な生活を過ごすことができます。
では、手軽にコミュニケーションがとれる、オンラインツールにはどのようなモノがあるか次に見ていきます。
テクノロジーの活用
冒頭で述べた通り、どこかに属している人はコミュニケーションをとることに苦労しないかもしれません。
しかし、転職や進学、結婚、単身赴任、介護など…。何かを転機に突然「孤独」を感じることは少なくありません。
近年、ZoomやSkypeなどのビデオ通話アプリを利用する遠距離介護者やオンラインコミュニケーションを求める人が増えています。
これは社会問題や感染症の問題も大きく影響しています。
米国の調査によると、高齢者の87%がスマートフォンやタブレットを所有しており、その大部分がビデオ通話を楽しんでいます。
日本ではズームやスカイプを1つの手段として用いて遠隔で介護や見守りサービス、学校の授業などをおこなっていますが、
同時にIoT(Internet of Things)やセンサー技術を活用したスマートホームシステムも使用しており、高齢者や介護が必要な方の安全や健康管理を支援するために利用されています。
カメラやセンサーによっては、生活状況や健康情報をリアルタイムで収集し、遠距離介護者に通知することで、早期に問題や異常を検知し、介入することが可能となってきています。
しかし、その反面のデメリットはあります。
本来なら「見守る」という行為が、「見張られる」印象になり、プライバシーや自尊心の保護に欠けることがあったり、見守られる側が、「受け身」の状態になる。見守りの回数や方法により、費用が高くなる。見守る側・見守られる側の心身的負担が大きくなる。事務的・機械的な見守りにより、「確かな繋がり」を感じられない。…
などの問題があります。
このように、テクノロジーを活用することは、リアルタイムで顔を見ながらのコミュニケーションが可能になり、安心感を得ます。
そして、「孤独」から大きく回避することに繋がりますが、注意しなくてはならない点があることは理解しておきましょう。
メッセージングアプリの利用
テクノロジーに関連するモノではありますが、WhatsAppやLINEなどのメッセージングアプリを使って、日常的なコミュニケーションを取ることも有効とされています。
短いテキストメッセージや写真を送ることで、日常の様子を共有し、距離を感じさせない関係を築くことができます。
特にLINEは、月間ユーザー数は日本の人口に近い9600万人(2023年時点)とされています。
10代から60代で8割以上、70代でも7割以上が利用しており、現在も利用率は上がっています。
そして、ビデオカメラ機能やアルバム機能などが搭載されており、且つ使い方も比較的シンプルで遠隔でのコミュニケーションには非常に便利なアプリです。
まとめ
コミュニケーションは、われわれにとって不可欠な要素です。
そして、オンラインやSNSを活用したコミュニケーションやサービスは、さまざまな状況下にいる人たちを救う手段になっています。
孤独を感じる人が世の中から減り、より多くの人が幸せを感じることができる社会になることを願っています。
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