メッセージングアプリを超えて：LINEが提供する多機能プラットフォーム
LINEは、無料のメッセージングアプリで、スマートフォンユーザーにとって欠かせない存在となっています。
2011年に日本で誕生したこのアプリは、迅速かつ便利なコミュニケーション手段を提供し、世界中で多くのユーザーを持っています。
世界でみるとLINEの月間アクティブユーザーは2億人を超え、日本では人口の7割が利用しています。
そんなLINEアプリが、今さまざまなサービスを展開しています。
改めてLINEにはどのような機能があるのか、そしてLINEをつかったサービスにはどのようなものがあるのかみていきます。
LINEの主な機能
①メッセージ&通話
LINEは、テキストメッセージの送受信だけでなく、音声通話やビデオ通話も無料で利用できます。
個人間のやり取りはもちろん、グループチャットやグループ通話も簡単にできます。
②スタンプと絵文字
ユニークなスタンプや絵文字を使って、感情や気持ちをより豊かに表現することができます。
人気キャラクターのスタンプも多く、ユーザーにとって楽しみの1つとなっています。
また、スタンプは自分で作ることが可能です。
飼っている動物や自身をつかったスタンプを作成し、友人や家族間の中でのコミュニケーションで話題にすることができます。
③タイムライン(LINE VOOM)
LINEのタイムライン機能を使えば、友達と写真や動画、近況をシェアすることができます。
投稿に対するコメントや「いいね！」を通じて、より深いつながりを持つことができます。
もちろん、こちらも無料で使用可能です。
昨今のSNSのトレンドはTikTokやyoutubeなどで、特にショート動画が多くの人から見られています。
そのため、LINEでも同様の機能が追加されたのではないか…と考えられます。
最近では企業がLINE VOOMに投稿することも少なくありません。
LINE側のアルゴリズムで動画がどんどん再生され、質の高い動画と判断されると、LINE VOOM内で拡散され、フォロワー以外の人まで情報を伝えることが可能となり、広告効果をもつようになってくるからです。
質の高さなどはTikTokやその他SNSと同じように、いいねやコメント数、シェア数、動画の再生時間や再生回数が要素となっていると考えられます。
LINEの便利なツール
①LINE Pay
LINE Payは、簡単かつ安全に支払いを行うことができる電子マネーサービスです。
友達や家族に送金したり、オンラインショッピングや実店舗での支払いに利用できるほか、公共料金の支払いなど多用途に対応しています。
LINE Payの月間アクティブユーザー数は2020年になると560万人を超えました。また、2020年第三四半期には、取引量が4590億円に達しており、年々増加しています 。
そして、日本国内ではLINE Payを利用できる店舗が増加しており、2021年には約133万箇所で利用可能となりました。
こうしたキャッシュレス決済の普及により、現金を持ち歩く必要が減り、ユーザーの利便性が大幅に向上しています。
さらに、ユーザー向けに様々なキャッシュバックキャンペーンやポイント還元を行っており、これがさらなる利用促進につながっています。
②LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、LINEの広大なユーザーベースにアクセスできます。
LINEは世界中で約182万の月間アクティブユーザーを抱えており、そのうち約51.5%が日本のユーザーです 。この広範なユーザーベースは、企業が広範囲にリーチし、効果的なマーケティングを行うための強力な基盤となります。
また、LINE公式アカウントを使用することで、企業はユーザーと直接コミュニケーションをとることができます。
例えば、LINEでは毎日約300万の投稿が公開され、70億回のビューが得られています 。この高いエンゲージメントは、企業がターゲットオーディエンスと効果的に対話し、ブランドの認知度を高めるのに役立ちます。
【多機能なマーケティング機能】
LINE公式アカウントは、さまざまなマーケティングツールを提供しています。メッセージの配信、クーポンの提供、アンケートの実施、そして自動応答機能など、多機能なツールを活用することで、企業はよりパーソナライズされた顧客体験を提供できます。
特に、LINEのチャットボットを使用することで、顧客サービスを24時間体制で提供することが可能になります。
【データドリブンなアプローチ】
LINE公式アカウントを通じて得られるデータは、企業のマーケティング戦略において重要な役割を果たします。
例えば、LINEの公式アカウントを持つ企業は、ユーザーの行動データやエンゲージメントデータを分析し、キャンペーンの効果を測定し、最適化することができます 。
これにより、企業はデータに基づいた意思決定を行い、マーケティング活動を効率化できます。
③LINEニュース
最新のニュースをLINEアプリ内で手軽にチェックできるサービスです。
個人の興味に合わせてカスタマイズされたニュースフィードを提供します。
④その他
LINEマンガやLINEミュージック、LINEショッピング、LINEヘルスケアなど、多機能なプラットフォームとして、メッセージングだけでなく、ユーザーの生活を豊かにする多様なサービスを提供しています。
そして、最近ではLINEアプリの発展により世の中にさまざまなサービスがうまれています。
(例)企業のカスタマーサポートサービス、見守りサービスなど
まとめ
LINEは、コミュニケーションツールとしての機能を越え、ますます多機能化しています。
今後もユーザーの生活を豊かにする新機能の追加が期待されます。
技術革新とユーザーニーズに応えることで、LINEはさらに成長していくでしょう。
そして、LINEを使ったサービスが社会問題などを解決する一手になることも近いかもしれません。
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