社会との繋がりが人生を豊かにする
現代社会において、技術の進化や個人主義の台頭により、私たちの日常生活はかつてないほど便利で快適になっています。
しかし、その一方で、社会との繋がりが薄れていく傾向も見られます。
実際のところ、人間関係や社会的な繋がりが私たちの幸福や健康に与える影響は非常に大きいのです。
本記事では、社会との繋がりがどのように人生を豊かにするのかを探っていきます。
社会的な繋がりがもたらす心理的な利点
⑴孤独感の軽減
人は社会的な動物で他者との交流が少ないと、孤独感や孤立感が強まり、精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。
以前も記述しましたが、厚生労働省の調査によると、2019年の段階で「孤独を感じる」と答えた人は全体の約40%を占めています。
また、特に高齢者の孤独感が深刻で、65歳以上の約30%が「頻繁に孤独を感じる」「近所に相談できる人がいない」と回答しています。
友人や家族、コミュニティとの繋がりがあれば、孤独感が軽減され、心の安定を保つことができます。
⑵ストレスの緩和
社会的な支援はストレスの緩和にも効果的です。困難な状況に直面したとき、話を聞いてくれる人や助けてくれる人がいると、それだけで大きな安心感を得ることができます。
また、他者との交流を通じて、自分だけが悩んでいるわけではないと感じることができ、気持ちが楽になることもあります。
【補足】
厚生労働省が実施している「国民生活基礎調査」(最新の調査は2019年)によれば、回答者の約60%が「日常生活でストレスを感じている」と答えています。
この調査では、仕事や家事、人間関係など、さまざまな要因がストレスの原因として挙げられています。
さらに、日本生産性本部が実施した「労働者の健康状況に関する調査」(2020年)によると、職場におけるストレスを感じている労働者の割合は約58%に上ります。特に30代から40代の働き盛りの世代において、高い割合が見られます。
社会的な繋がりがもたらす身体的な利点
⑴健康寿命の延長
強い社会的な繋がりを持つ人々は、そうでない人々に比べて健康寿命が長い傾向にあるといわれています。
社会的な繋がりが心臓病や高血圧、認知症のリスクを低減させるという研究結果も報告されています。
友人や家族と過ごす時間が増えることで、よりアクティブな生活を送ることができ、それが健康に寄与するのです。
⑵健康的な生活習慣の維持
他者との関わりは、健康的な生活習慣の維持にも繋がります。
例えば、友人と一緒に運動をすることでモチベーションが高まり、継続しやすくなります。
また、家族や友人との食事を通じて、栄養バランスの取れた食生活を意識することができます。
【総合栄養バランスの評価】
厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」(最新のものは2021年)によると、日本人の食事の栄養バランスについて以下のような傾向が見られます。
• 野菜摂取量:1日当たりの野菜摂取量の目標値は350gですが、実際の摂取量は平均で約280gと目標に達していないことが分かっています。
• 果物摂取量:1日当たりの果物摂取量の目標値は200gですが、実際の摂取量は約100g程度です。
• 食塩摂取量:目標値は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満ですが、実際の摂取量は男性で約10.9g、女性で約9.3gと依然として高い傾向にあります。
●栄養素別摂取量●
以下は主要な栄養素についての摂取状況です。
• たんぱく質:目標量をほぼ達成していますが、年齢や性別によって摂取量にばらつきがあります。
• 脂質:摂取割合が増加傾向にあり、飽和脂肪酸の摂取を抑える必要があります。
• 炭水化物:摂取割合が減少傾向にあり、特に食物繊維の摂取が不足しています。
【栄養バランス改善のための取り組み】
厚生労働省は「健康日本21(第二次)」という国民健康づくり運動を実施しています。
この計画では、栄養バランスの改善や生活習慣病の予防を目指して以下の目標を掲げています。
• 野菜摂取量の増加:目標値の350g/日を達成するための啓発活動。
• 果物摂取量の増加:200g/日を目標に、果物の消費を促進。
• 食塩摂取量の削減:調理方法や加工食品の見直しを通じて、食塩の摂取を減らす取り組み。
また、日本の学校給食制度は、子供たちにバランスの取れた食事を提供することで、栄養バランスの改善に寄与しています。
文部科学省の「学校給食実施状況調査」(2021年)によれば、ほとんどの小中学校で栄養バランスの取れた給食が提供されており、食育活動も行われています。
【現代の食生活の課題と対策】
①加工食品や外食の増加により、脂質や糖分、食塩の過剰摂取が問題となっています。これに対して、家庭での自炊や、栄養バランスを考えた食事の推進が求められます。
②近年、健康食品やサプリメントの利用が増えています。これらは栄養不足を補う手段として有用ですが、バランスの取れた食事を基本とすることが重要です。
社会的な繋がりの築き方
⑴趣味や興味を通じたコミュニティ参加
趣味や興味を通じてコミュニティに参加することは、自然な形で社会的な繋がりを築く方法の一つです。
スポーツチーム、読書クラブ、ボランティア活動など、自分が楽しめる活動に参加することで、共通の興味を持つ人々との繋がりが生まれます。
⑵SNSやオンラインコミュニティの活用
現代では、SNSやオンラインコミュニティを通じて、地理的な制約を超えて多くの人と繋がることができます。
オンライン上での交流も、リアルな繋がりと同様に大切なものです。
適切な使い方をすれば、これらのツールは社会的な繋がりを広げる強力な手段となります。
⑶地域社会への参加
地域社会の活動に参加することも、社会的な繋がりを深める良い方法です。
町内会や地域イベント、地域ボランティアなどに参加することで、近隣の人々との関係を築き、地域全体の連帯感を高めることができます。
【補足】
地域社会への参加は現代社会の課題ともなっています。
総務省が実施した「社会生活基本調査」(2016年)によれば、地域社会への参加活動の割合は以下の通りです。
• 自治会・町内会活動:全体の約30%
• ボランティア活動:約20%
• PTA活動:約15%
• 地域イベントの参加:約40%
( 地域ごとや年齢層ごとにばらつきがある。都市部よりも地方の方が参加率が高い。)
最近ではSNSの発展に伴い、さまざまなサービスが普及しはじめています。
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まとめ
社会との繋がりは、私たちの心身の健康や幸福感に直結する重要な要素です。
孤独感の軽減やストレスの緩和、健康寿命の延長、健康的な生活習慣の維持など、多くの利点があります。
趣味や興味、SNS、地域社会の活動を通じて、積極的に他者との繋がりを築き、人生を豊かにしていきましょう。
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4月から新社会人になり、社会に足を踏み入れて2ヶ月が経ち社会に出て社会との繋がりは何かと日々考えて、たくさんの人にも相談し、その中でこのブログをおすすめしてくれたので読みました。分かりやすく説明をしてくださり、写真付きでもあったので。誰でも読みやすいと思いました。また楽しみにしてます( ˶’ ᵕ ‘ ˶)
コメントありがとうございます。社会人としてご活躍をされていることと思います。個と集団の関わりが社会構造を作っています。しょうがさんの今後のご活躍をお祈りしています!